
最近流行の「セルロース断熱」を検証してみました
断熱材にはいろんな種類がありますが断熱性はもちろんのこと
コスト面、耐久性、施工性と選択肢はいろいろ
技術の進歩でいろんな素材が出てきてはいるが
ここのところの改ざんや偽造でど〜もメーカーのデータには不安が残る・・・
やはり歴史があるスタイロフォームやロックウールが我が事務所の定番であった
しかしここにきてセルロースのすばらしさに目覚めはじめました
価格的にも2500円/m2ぐらいと驚くほど高くない!
健康・エコ・防音・防火・防虫にも優れている
ただの紙くずと思っていたらなかなかすばらしい断熱材ではありませんか!
ただし施工業者が地域によっては少なすぎで価格競争がまだできていなく
遠方の業者だと行ってやってもいいぐらいに言われる始末
まだまだの素材なのですが気になるので調べました
データはメーカーによる物を信頼するとし
メーカハウスなどの一般的な総2階の建物はおいといて
アトリエ系設計事務所などの複雑な現場での問題点を検証してみました
セルロース断熱には二つの工法があり
一般の乾式で袋状にした場所に吹き込む吹き込み工法と
湿式で吹き付ける工法があります
たかが紙くずなので断熱性能は一般のグラスウールやロックウールと性能は変わらず
密度55kg/m3で 熱伝導率0.040W/(m・k) 吸水率9.7%
両工法とも密度が命の断熱工法
現場の職人によりますが圧倒的に湿式の吹付工法が施工ムラが無く
確実に施工できるはずです
残す問題点として吸水による断熱層のずり落ちと内部結露等による下地時への影響
施工者による施工技術のムラ・構造上できてしまう欠損部分への配慮等です
まだまだ歴史の浅い断熱材いろんな現場で起こりうる問題がたくさんあるはず
今のところ我が事務所では定番使用にはできませんが希望があればやってみたい素材です
結果!
今の段階ではアップルゲート社のセルロース断熱をお勧めしてみよう かな?